-- 和製「24」は言い過ぎだけど‥‥ --
あまり期待してなかったけど、想像していたより質が高い印象。
(CMが短いのも手伝って)2時間があっという間に過ぎていった。
この系統の作品に最も大事な「次の展開が気になる」という部分を押さえていて、
スリリングさ、軽妙なテンポも合い間って、現時点では非常に期待出来る作品。
内容としては、ウイルステロがロシアで起きて、街から人が消えた‥。
それが日本‥東京でも起きようとしている、それを阻止するって話。
以下、気になった点とかダラダラと。
(「24」をリアルタイムに見てるから比較しちゃうけどご了承を。)
「24」はアメリカという絶対的な存在が毎回標的になって分かり易いけど、
ブラッディ・マンディの方は、テロリストの目的が全然見えてこない。
ロシアで起きたテロは、取引相手を始末するために仕掛けたことなのか?
今回起きた偽装テロにしたって目的が分からん。ヤルならさっさとヤレと。
最後に1人暮らしの女性の家に送りつけてたけど、何で個人なわけ?
何度も言うけど、何がしたいんだか。大儀のようなものは無いんかい。
警察といいTHIRD-i(サードアイ)といい、腑抜けすぎだろ。
藤丸と遥の護衛が、何で宝生小百合たった1人なんだよ。もっと数居るだろ。
つーか、宅急便の中に入って侵入とか、見てるほとんどの人が笑ったと思うよ。
全体的になーんか、リアリティが無いっつーの?
もうちょっとストイックに描けないのかなぁ。CGの多用も止めてさ。
THIRD-i(サードアイ)の存在感も薄すぎる。CTUをちょっと見習って。
そんな中、松重さん演じる加納の存在感はずば抜けてるね。
こういう斜めに構えた感じの役やらせたら天下一品だわ。
藤丸役の三浦春馬は悪くないんじゃないかな。
というか、ハッカーが主人公ってのは結構面白い要素だと思った。
こういう系統の作品って大体、主人公が警察関係だったりするじゃん。
それがハッカーっていうある意味外側からの目線から描かれて新鮮。
そこにまた、家族の関係が強く絡んでくる辺りは日本のドラマって感じ。
父親の竜之介はマヤと関係があるのか?‥‥怪しくて今後が楽しみ。